こんばんは。(晴れ、時々くもり)レモンパイです。今夜はフリカッセを作ってみました!
鶏もも肉とキノコ、生クリームがあれば、コンソメ等の洋風出汁を使わなくてもご飯に合う旨味の濃いメインディッシュになるので好きな料理です。(^_^*)♪ 彩が欲しかったので、今回はサツマイモも入れてみました。
クワガタ飼育用にワインセラーを購入しました!
それでは、本題に入ります。「クワガタ飼育記事」の投稿です。私は ※1 昨年2022年夏に本懐であったヒメオオクワガタの採集に成功し、次のステップとして繁殖を目指すことになりました。神奈川県の平野部にある自宅において、産卵を成功させる為にも幼虫を安全に飼育する為にも夏場の安定的な低気温管理が欠かせないことから、ワインセラーを購入しました。
まだ自室に導入して1ヶ月、稼働いて、整理してみることにしました。同じような動機でワインセラーの購入を考えていらっしゃる方々のご参考になれればと思います。
今回のワインセラー選びについて
お酒に詳しくない私のような方々もいらっしゃると思うので、まずワインセラーとは何かというとワインを保存したり適切な条件で熟成させる為の貯蔵室(冷却家電)を指します。家庭用のセラーとしては、冷蔵庫の形状に似た数本~数十本を貯蔵出来るタイプのものが一般的です。
理想的な熟成温度はワインの種類や好みによって異なるのですが、だいたい 10℃ より上の 18℃ 以下が目安となります。クワガタ飼育においてその温度帯の環境を用意出来ると、低山~高山に生息するような低い気温を好む種類の安全な飼育や、繁殖のタイミングを調整する目的で意図的に成虫を休眠させること、そして大型個体の作出の為に幼虫期間を長引かせること等に役立つのです。
もちろん、低い気温を好むクワガタやカブトムシを飼育するのにワインセラーが必須なわけではなくて、自宅に寒い地下室のある方はそれを利用すればいいですし、虫飼育の部屋にて一日中冷房を効かせることの出来る方はそれで対処する方法もあります。また、こまめな労力を惜しまないのであれば、発砲スチロール等の ※2 断熱素材のケースと保冷剤を組み合わせて飼育環境の温度を下げる工夫も可能です。
選び方のポイント
そして今回、初めてワインセラーを購入するにあたり、ピックアップしたポイントは以下の通りになります。
② 調整可能な設定温度の上限が高い
③ 出来るだけ内容量の大きいセラー
④ 電気代が安い
⑤ 音が比較的に静か
①の理由についてですが、基本的にワインセラーの冷却方法は2通りあって、ペルチェ式とコンプレッサー式があります。機械に疎い私が両者の仕組みを中途半端にご説明するのは控えますが、セラー本体の価格に加え電気代を始めとしたあらゆるランニングコストを合算すると、経済的にも買い替えの手間を減らす為にもコンプレッサー式のセラーしかないなという判断に至りました。ヒメオオ飼育に人生を捧げる決意があるからこその選択でもあります。
続いて②の理由について、様々なメーカーのセラーを調べてみると、調節可能な設定温度にはバラつきがあります。私の理想は 20℃ までだったけど、有名どころのメーカーでは 18℃ までが上限であり、16℃ 以下の商品が多かったです。ヒメオオの産卵に向けては 18~20℃ を用意したいなと考えていたので、上限 16℃ の商品だとどうなのだろうと思っていました。
③の理由については、クワガタ部屋(=自室)が雑多で狭いので、1つしか置けない事情によります。当然大きさで値段は変わりますし、ケチって容量の小さい商品にするとやりたいヒメオオの繁殖に制限が掛かることに繋がりかねないので、サイズ選びは特に慎重になりました。
実際に購入したセラー
悩みに悩んだ末、購入したのは日本の企業「デバイスタイル」のCG-C30Wという商品です。本来の使い方だとワインが30本(最大33本)収納出来るタイプ。決め手はサイズや形状が、セラー内に置きたいクワガタの飼育ケースや、ワインセラー本体の置き場所予定地などの都合から一番適していると考えたからです。
上の写真が、実際のワインセラーになります。この商品の場合、周囲と上は 10cm 以上を放熱スペースとして確保しなければいけないので、ちゃんと後ろの壁からは離しています。セラーの上のスペースがもったいないことから、こちらも 10cm の空間を確保した上で簡易的な棚を作って被せる形にしました。また、セラーは部屋の中での存在感が大きく、インテリア上の違和感や私の気が散りやすくなる等の理由から、普段正面には布と新聞紙で作ったカバーを掛けています。
カバーをめくるとこんな感じ。写っている2つのケースは、どちらもヒメオオクワガタの産卵ケースです。現在は1週間に1回のペースで、エサ交換と湿度管理をしているところになります。最高で 18℃ に設定出来ることから、基本的には 18℃ 設定で運用しています。
ワインセラー購入前後に直面した注意点について
冒頭でお伝えしたようにまだまだ使用歴は1ヶ月に届かない状況ではありますが、その中で直面した注意点や問題点についてお伝えします。
注意点①:放熱スペースの確保
・上述したようにワインセラーには放熱スペースが必要なので、本体のサイズだけでなく放熱スペースも加算した分の設置スペースを、購入する前に確保しておく必要があります。
注意点②:冷蔵庫より値段が高い
・ワインセラーと冷蔵庫を同じくらいの容量の商品で比べると、ワインセラーの方が2~5割高いように感じました。冷蔵庫の市場より参入企業が少なく、競争の激しくないことが影響しているのかなと思います。残念ながら冷蔵庫では、 10℃ ~ 18℃ といった温度帯は出せないのでワインセラーの代用は出来ません。
注意点③:アース線を繋ぐ必要も
・これはワインセラーを買った後に気付いたことなのですが、プラグにアース線がくっ付いていました。アース線とは、漏電が起こった際に地面へ電気を逃がすことで、人への感電や家電の故障を防ぐ為に必要な導線です。
・上の写真は、元々ワインセラーのプラグから伸びていたアース線を、別途で購入したアース線と差し込みコネクタ(WAGO WFR-2BP)を使って延長し、わざわざエアコン用コンセントの「アース端子差し込み口」まで繋いだという写真です。実際のところ、水気の多い場所でもない自室内でアース線を繋ぐことがどれだけ重要かは分かりません。調べを進めて悩んだ末、アース線を差し込まないと結果としてセラーの寿命が縮むかもなと思い対処しました。
注意点④:音がうるさい
・家庭用のワインセラーがコンプレッサー式の場合、基本的にはどのメーカーの商品もずっと稼働しているわけではありません。コンプレッサーは自動でオン/オフを繰り返す省エネの手段で、ワインの温度を理想の値に留めるのです。
・そしてスイッチがオンになってセラー内の冷却が進んでいる時間は、同じくクワガタ部屋(=自室)にある常時稼働の水槽のエアーポンプの音を上回るくらい稼働音がうるさくてビックリしました。稼働音をきっかけに目を覚ましたこともしばしばあります。逆に、スイッチがオフの間はほとんど無音です。
注意点⑤:セラー内温度は一定ではない
・一つ前の指摘の通り、コンプレッサーは自動でオンとオフを行き来することから、セラー内の温度が「設定温度」に保たれるわけではありません。本来の使い方の通りワインを収納したとして、ワインボトル内のワインの温度をほぼ一定に保つことが出来ても、セラー内の温度は設定温度の周辺を数 ℃ 上下するのです。
・また、現在はセラー内をクワガタの飼育容器で埋めている状況なのですが、手前のガラスドア付近は暖かく、奥は寒くなっています。物を入れ過ぎると冷気の循環が上手く進まないのだと思われます。
注意点⑥:セラー内に水が溜まる
・クワガタを飼育する上では、飼育容器内のマットを多湿な状況にしなければいけないので、セラー内に飼育容器をたくさん入れるとセラー内全体も多湿な環境になりがちです。その結果として水が溜まりやすくなるので、定期的にセラー内の飼育容器を全部どかして、乾いたタオルで水を拭き取る必要があります。
注意点⑦:セラー内が酸欠になりやすい
・この記事の投稿時点では、セラー内にはミヤマクワガタの幼虫を一部移しているのですが、セラーの外に置いているミヤマクワガタの幼虫に比べると、前者は酸素不足を感じているように思われます。具体的には、飼育ボトルの上部に開けた空気穴に貼ったコバエ除けのサージカルテープが、幼虫による内側からの圧で剥がれていたのです。セラー外の幼虫の飼育ボトルでは滅多に起こらないことが、セラー内の幼虫の飼育ボトルでは既に数件起きています。
・セラーの密閉度合いは分かりませんが、2日に1回はドアを開けて空気を入れ替えるようにしています。
最後に
この記事の投稿時点ではワインセラーを使い始めて1ヶ月が経っていないので、電気代のことはまだ何とも言えないですし、今後新たに判明する問題点や気付きがあるかもしれません。この記事は随時更新していきたいと思います。
本日のメダカ写真
今日は、黒百式メダカの繁殖用の暫定的なペアリング(=親魚の組み合わせ)を撮ってみました。
1枚目の写真内で一番多く写っているのは、昨年生まれの F1 世代です。
こちらは、1枚目の中に写っている P 世代のメスになります。つまり F1 世代の母親にあたります。彼女の体色表現が一番理想ということで、まだまだ繁殖能力があるのなら頼りたいところ。世代ごとに水槽やら管理を分けると非効率な部分が多いので、種類さえ分かれば世代の把握に拘ることはしなくていいやと諦めました。
そしてこちらは、黒百式のペアリングの中にポツンと混ぜた北辻ヒレロングメダカです。昨年は繁殖してくれず、相方のオスが死んで1匹だけになってしまったので、子孫を残してもらう為に黒百式の中に混ぜてみることにしました。黒百式メダカ F1 のオスとの間に子孫が生まれれば、おそらく純粋な黒百式の子孫とは見分けが可能なので、混ぜても大丈夫という判断に。メダカ飼育10年目の身ですしクワガタ方面も大事なので、手を抜くことや効率化を意識するようになりました。(^0^*)
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!