【メダカのタモ網作り④】~今シリーズの本丸!柄のカシュ―漆塗り~

こんばんは。(晴れ)レモンパイです。今日は先週の日曜と同じような暑さを感じ、今年で初めて花粉症を発症しました。花粉の飛散量は凄まじかったのかなと思います。今夜はしゃぶしゃぶを食べました。野菜をいっぱい摂れて嬉しい・・・と昔は思っていましたが、最近は眼の健康の為に朝晩グリーンスムージーを作って飲んでるのでそこまで嬉しくはないです。(笑)

この記事は作成に取り掛かり始めた2021年2月21日の投稿日となっていますが、使用する写真が多くて時間が足らないのと眼精疲労NGなのとで、実際は数日後に投稿しています。今後もそういう事情の記事の投稿が多くなる見通しです。

 

【メダカのタモ網作り】柄となる竹のやすりがけ

それでは、本題に入ります。「メダカのタモ網作りシリーズ」の投稿です。これまでに ※ 3つの記事を投稿してきましたが、今回は私が最も楽しみにしていた柄となる竹の漆塗り作業についてご紹介します!!

※ タモ網シリーズ過去記事
2020年11月15日の投稿:①~竹を柄の長さに切る!~
2020年11月21日の投稿:②~柄となる竹の “ 火入れ ” ~
2020年1月24日の投稿:③~柄のやすりがけ&穴開け編~

今回使用した「カシュ―漆」について

タモ網に使ったカシュ―漆とうすめ液

まず1枚目が、今回の漆塗り作業で使用した東邦産業の「特製うるし」と、それ専用の「うすめ液」になります。ホームセンターで購入しました。

うすめ液と混ぜたカシュ―漆

基本的には特製うるしとうすめ液を混ぜて、今回の作ろうとしているタモ網における柄である竹に塗布することになりました。塗料の容器はメダカ作業で不要になったプリンカップ等です。そもそも何で “ 漆塗り ” をしたかったのかというと、

○ 防水加工は施したかったが、スプレーを吹きかけるだけ等の簡単な加工では物足りなく思ったから
○ 伝統工芸品に使われる漆を使った漆塗りにチャレンジしてみたかったから
○ 漆塗りなら味わいが良さそうだから

といった理由になります。近年はハンドメイドに挑戦し始めたこともあって、私は遅かれ早かれ漆には手を出すのかなとも考えていました。

 

ただ、これは購入した後に気付いたことなのですが、私が購入したのは漆の木から採取された漆ではなく、カシューナッツの殻から抽出した油を原料とする “ カシュ―漆 ” でした。漆じゃないのに何で “ カシュ―漆 ” と呼ばれるのかというと、漆と似たような性質を持っているからです。本物の漆(生漆/精製漆)と比較すると本家に及ばない性質もありますが、本家と違って紫外線に強い性質があるので、基本屋外でも使用するタモ網にはピッタリかなと思いカシュ―漆を使うことにしました。

( 正直、本家の漆だと思い込んでいたので今回購入した商品は紛らわしいパッケージだなと思いました。本家の漆は基本ホームセンターにはまず売っていないので、専門店に足を運んだりやネット経由で入手することになります。 )

乾燥期間用の段ボールの用意

時系列は前後しますが、「特製うるし」と「うすめ液」を購入する前に、漆を塗った後の乾燥期間用の段ボール箱を用意することにしました。

漆乾燥期間用の段ボール箱

用意したのがこちらです。何で段ボール箱を用意したのかというと、

● 乾燥期間中に、蓋を閉じて埃の付着を防ぐ為
● 段ボール箱を濡らして内部の湿度を保つ為(←結局濡らさなかったですが)

という理由からです。漆ってある程度湿度がないと乾燥(硬化)しない塗料なので、保管容器の内部を霧吹きで濡らしたりして湿度管理をする必要があります。一般的には木箱?を使用するそうですが、5本分入りそうな木箱は用意出来ないので段ボールにしました。

ただ、今回実際に購入したカシュ―漆は他の一般的な塗料と同様にシンプルに乾燥させる塗料(=保湿不要)なので、段ボール箱を濡らすことはありませんでした。また、カシュ―漆の硬化中は埃の付着を防止しつつも安全の為にある程度の通気性も確保しないといけないということで、段ボールは風通しのいい場所に置き、たまに上部を開放したりしていました。

段ボールを折り畳んで作った引っ掛け装置

「段ボール箱の中でどのように竹の柄を置くのか?」について、上の写真のように段ボールの切れ端を折って畳んだものを10個用意し、段ボール底にガムテ―プで貼り付けました。指で摘まんでいる部分に竹の柄を引っ掛けるので、ハサミで調整して先端は尖らせています。やり方は何でもいいと思いますが、塗装部分が段ボールの底に付かないことと、安定することを求めました。

いよいよカシュ―漆塗り!摺りと塗りの2回戦ずつ

では、今回私が行っていたカシュ―漆の塗装について、失敗点も踏まえながらご紹介していきます。【漆を塗る ⇒ 乾燥硬化させる ⇒ 表面の塗装ムラを紙やすりで整える】作業を何度も繰り返すことで良い味わいが出ると思っていて、結果的には合計で4度塗装したことになりました。

今回使用した道具の情報

まず、4回の塗装を通じて使用した道具等の情報を整理します。

ゴム手袋

塗料を扱うので、ビニール手袋も購入しました。100均の何十枚もあるタイプではなく、500円くらいの厚手タイプ。作業上どうしても塗料が手袋に付着するので、使用後は干して乾燥させていました。

刷毛

こちらも4回の塗装を通して使い続けた刷毛です。100円台の値段でした。プリンカップに「特製うるし」と専用の「うすめ液」を入れ、この刷毛で混ぜてから塗っていました。

カシュ―塗料使用後の刷毛の保管

テレピン油

刷毛の使用後は、刷毛の塗料を落とす為に上の写真にあるテレピン油を使ってプリンカップ内で洗浄し、改めてテレピン油を刷毛に垂らしてラップに包んで保管していました。何でこうするのかというと、どうせ同じ塗料しか使わないのに使用ごとにいちいち洗って乾燥させるのが面倒だからです。(汗)

テレピン油は揮発性が高く発火・引火の可能性があります。私の場合、刷毛の洗浄に使ったテレピン油や塗料の残りはごく少量だったので、新聞紙で拭き取り火気のないベランダで広げ、しっかり乾燥させてから処分しました。
( 刷毛を再度使う際は、刷毛に含ませたテレピン油を新聞紙等で拭き取って使用しました。 )

その他の情報としては、自宅で埃の少ない換気の出来る場所(=換気扇稼働)は風呂場かなと思いそこで作業することにし、蓋をした浴槽の上に新聞紙を重ねて敷いてその上で塗装作業することにしました。

摺り漆を目指した1&2度目

“ 漆の塗り方 ” は様々ありますが、当初私がやりたかったのは摺り漆(すりうるし)という技法でした。拭き漆ともいいます。木の表面(=木地)に漆を付けて薄く伸ばしてから布等で拭き取るというもの。硬化時間も含めてこれを何度も繰り返すことで、どんどん味わい深い美しい仕上がりを目指すことが出来ます。

ウエス

摺り漆を行うにあたり、漆を拭き取る為にホームセンターでウエスを買ってみました。油や塗料などを拭き取るのに使われる雑巾のことです。1回目はこれを使うことにしました。ただ私は全くの初心者ということで、いきなり柄5本分を塗るのではなくまず1本から試すことにしました。

カシュ―漆で摺り漆が出来ないか遣って見た

そして実際にやってみて、2日間乾燥させた後の状態が上の写真です。全体的に塗料を伸ばしたところまでは何も問題なかったものの、ウエスで拭こうとしたらウエスの繊維がボロボロと木地にくっ付いてしまいました。(汗) これでは、わざと柄に埃を付けているみたいです。ウエスにも種類がいくつかあるけど、どんなウエスでも繊維がくっ付いてしまう感じがしたので別の拭くものを探すことにしました。

( 先遣の柄1本については、紙やすりで木地全体を磨きました。ウエスの繊維は取り除かれましたが、塗料はほんの少し木地に染み込んだだけの状態になりました。 )

キムワイプ

ということで、ウエスの代わりに用意したのがキムワイプです。埃の出にくい丈夫なティッシュで、地元の大型ホームセンターにはなかったけどコーナンプロで入手することが出来ました。今度はこれを使って、残りの柄4本分を摺り漆してみることにしました!

カシュ―漆で摺り漆が出来ないか遣って見た時(キムワイプ&紙やすり前)

カシュ―漆で摺り漆が出来ないか遣って見た時(キムワイプ&紙やすり前②)

4本分の写真と、1本拡大の写真を載せました。一見、光沢感があって良い感じに塗装出来たように思いましたが...

カシュ―漆で摺り漆が出来ないか遣って見た時(キムワイプ&紙やすり前③)

残念ながらキムワイプも、最終的には負けてしまいました。(泣)

キムワイプのタンポ

キムワイプはウエスに比べて薄いので、丸めて上の写真のようにタンポを作って拭いていました。木地の塗料を無造作に拭き取るよりは張り付きにくかったけど、それでもやっぱり難しいなと思いました。

カシュ―漆で摺り漆が出来ないか遣って見た時(キムワイプ&紙やすり後①)

カシュ―漆で摺り漆が出来ないか遣って見た時(キムワイプ&紙やすり後②)

先遣の柄1本と同様に、残り4本も紙やすりで磨いて繊維を取り除きました。

カシュ―漆で摺り漆が出来ないかやって見た2回目(キムワイプ&紙やすり後)

カシュ―漆塗りの2回目は、5本同時に行いました。1回目の時より使用する塗料の量を増やしてみて再びキムワイプで摺り漆に挑戦してみたのですが、良い光沢感は出たもののそれでもやはり繊維が残ってしまったので、再び紙やすりで付着した繊維を落としました。

カシュ―漆で摺り漆が出来ないかやって見た2回目(キムワイプ&紙やすり後)

これまで2度カシュ―漆を塗ってきたので、木地にはある程度塗料が染み込んでいるものの、付着した繊維や埃を落とす為に紙やすりで塗装をガッツリ落とさないといけないですし、当初思い描いていた漆の重ね塗りとは程遠い状況に陥ってしまったことから、摺り漆に拘るのはもう止めることにしました。

漆とカシュ―塗料は確かに似ている性質を持つ塗料同士ではあるものの、全くの別物なので摺り漆の技法自体がカシュ―漆には向かないのかなと思います。

シンプルに刷毛塗りした3&4度目

ということで、2回目の乾燥後の紙やすりがけが終わってからは、シンプルに刷毛で塗っていくことにしました!

カシュ―漆の刷毛塗り3回目(紙やすり後)

上の写真は、刷毛を使った3回目の塗装の乾燥後に紙やすりで磨いた状態です。1&2回目の時は紙やすりは粗めの番号(#1000番以下)を選んでいましたが、3回目の時は確か#2000番を選んだかな?ちゃんと3回目の塗装の残った状態で4回目の刷毛塗りに臨みました。

カシュ―漆の刷毛塗り4回目

そして最後4回目の塗装をして、これにて完成としました。光沢感を大切にしたいので、4回目の乾燥後は紙やすりは使っていません。

 

最後に

種類にもよりますが、塗料を使用する際はその商品の使用上の注意等をよく読んだ上でご使用ください。

 

上述したようにカシュ―漆には紫外線に強い性質があり、また今回使用したのは本透明タイプでしたが様々なカラーバリエーションがあります。実用性等をを考えると、メダカのタモ網の柄部分の塗装には本家の生漆や精製漆ではなく、カシュ―漆の方が向いているはずですし、もちろん他にも竹の柄に向いている塗料はいくつかあるはずです。

 

次回投稿の「メダカのタモ網作りシリーズ」では、 “ 網を張る針金枠の取り付け ” についてご紹介します!!

 

本日の写真

フジッリちゃん(紅帝メダカ F1)

今回は我が家の背曲がり新世代のエース?であるフジッリちゃんを撮ってみました。私が昨年の1月に購入した紅帝メダカから生まれた F1 世代ですが、どうやらその系統では体型崩れの子が出現しやすいらしく、他にも様々な背曲がりタイプの兄妹がいます。この子の場合は、尾びれがほぼ90℃倒れているのでクジラのようです。

煮干し君とフジッリちゃん

2枚目は、私にとって一番大切な背曲がりメダカである煮干し君との共演。体型に難のあるメダカってすぐハネられる(=選別外にされる)ことが多いけど、1匹で飼うなど生存しやすい環境を整えてあげれば必ずしも短命に終わるわけではありません。1年8か月生きている煮干し君が証明してくれていますから。(^^*)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!