【写真いっぱい!!】メダカの採卵から孵化までをご紹介(2020/6/12)

こんばんは。(晴れ、のちくもり)レモンパイです。今日は気温はさほど高くなかったものの、湿度が高かったので冷房を付けないと不快な感じがしました。今夜は和食をメインに、筑前煮などを作ってみました。

今回の記事は、このブログの中ではレアな「成長観察記事」の投稿になります。

 

メダカの採卵から孵化までの観察!

それでは、本題に入ります。去年2019年の繁殖シーズンから、「成長観察記事」という記事ジャンルを開設しました。具体的には、

“ メダカ1匹1匹の一生を観察する ” 

というもので、その観察対象のメダカが死ぬまで観察(撮影)を続け、天国へ行ってからその子の一生を記事にまとめる・・・というプロジェクトになります。先月2020年5月の段階では、4匹の個体の観察を続けていました。

 

そして今月6月に入ってから新たな個体の観察を始めたので、今回はその新入り観察対象の採卵から孵化までの、顕微鏡を通して撮影した写真を載せることにしてみました!理科の教科書みたいなイメージです。(^^)

 

メダカの採卵~孵化まで

紅帝メダカ P

まず1枚目は、今回の観察対象個体の母親になります。紅帝メダカ P です。昨年末に、某メダカ専門店から1ペアをお迎えし、現在繁殖に勤しんでもらっています。 普段、親魚からの採卵は ※1 ストレス回避の為に産卵床などから行いますが、今回は産まれた日などの情報を正確に把握したいということで、お腹に抱卵している状態からスポイトで採卵してみました。

※1 参考記事 → 2019年4月1日の記事:メダカの「ストレスゲージ理論」について

紅帝メダカ F1 ①

2枚目の写真が、2020年6月1日に産まれ、私が定期的に観察していくことに決めた「観察No.007 紅帝メダカ F1」になります。この時点では、まだ有精卵であるとの断定は出来ないです。

紅帝メダカ F1 ②

【2020/6/1】:3枚目以降が、顕微鏡での撮影になります。内部には気泡のようなものが見え、産毛みたいなものが卵を覆っていますね。

紅帝メダカ F1 ③

【2020/6/2】:初日に撮影したものと比べると、2日目では卵内部の様子が変わっているのが分かりますね。

紅帝メダカ F1 ④

【2020/6/3】産後2日目と上の3日目の状態だと、あまり変化がないように見えます。

紅帝メダカ F1 ⑤

2020/6/4】:静止画では伝わりづらいですが、内部に組織が出来てきているように思います。この頃から、血流が見えるようになりました。

紅帝メダカ F1 ⑥

【2020/6/5】の部分が分かりやすくなってきました。

紅帝メダカ F1 ⑦

【2020/6/6】黒目部分が発達してきましたね。

紅帝メダカ F1 ⑧

【2020/6/7】:急に成長が進んだように見えますね。(^^)

紅帝メダカ F1 ⑨

【2020/6/8】:黒目と白目部分の境が分かりやすくなりました!この頃になると、卵殻が柔らかくなり壊れやすくなるので、指で軽々しく摘まむことは控えましょう。個別移動の際はスポイトが安全です。

紅帝メダカ F1 ⑩

【2020/6/9】:いつ孵化してもおかしくないくらいの状態です。

紅帝メダカ F1 ⑪

【2020/6/10】:目以外の組織についても、ほぼどの部位がどこにあるのか分かりますね。

紅帝メダカ F1 ⑫

そして親魚の産卵から10日後の【2020/6/11】に、卵を管理していたプリンカップを覗いたら無事に孵化していました!!(^^) 暑くなる時期にあたるので、早めの孵化になりました。

紅帝メダカ F1 ⑬

最後、孵化した当日にもう一度顕微鏡で撮ってみました。体高の問題もあるので、今後は顕微鏡での撮影は難しいですね。(汗)

 

最後に

今回ご紹介してきた『No.007』個体については、今後は1匹だけの小型水槽にて飼い続けることになります。将来的に親魚に選びたくなるような【体色の濃さ】だったり、【体型の美しさ】になるのであれば、繁殖目的で兄妹とペアリングさせるかもしれませんが、基本的にはちゃんと識別する為に1匹だけの飼育です。

 

また、過去に投稿した「成長観察記事」についてご興味のある方は、※2 下記ページをご覧いただければと思います。

※2 過去の「成長観察記事」について
2019年7月23日の投稿:<第1回> “ 観察 No.004:白黒相殺メダカ ” について
2019年10月19日の投稿:<第2回> “ 観察 No.006:バシリスクメダカ F1 ” について

本日の写真

「レモンパイ19」メダカ F1 のアルビノ個体 ①

「本日の写真」は、「レモンパイ19」メダカ F1 のアルビノ個体になります。レモンパイ系統が光体型の血統なので、この針子も光体型になります。1枚目は、セリアで買ったスマホ用マクロレンズで撮影しました。

「レモンパイ19」メダカ F1 のアルビノ個体 ②

2枚目は顕微鏡での撮影ですが、不思議なことに目の部分が黒っぽく見えています。光の当たり具合の関係ですかね?彼らアルビノ個体は断続的に入手出来ているものの、今回は育成に大変苦労している(汗) ところでして、今日は撮影した子に限って成長が感じられたので撮ってみた次第です。与えている ※3 ゾウリムシの量が足りない気もするので、増産体制を強化しようと思います。

※3 ゾウリムシの針子への有用性については、2019年8月8日の記事:メダカ稚魚へのパウダー餌とゾウリムシの比較実験等で触れています。

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!